芸術と科学の融合を目指す

Contact Newsletter Join us

芸術科学会
The Society for Art & Science

表 彰
Award

芸術科学会では, CG Japan Award, Art and Science Award, 芸術科学会貢献賞の3つの賞を定めている.

CG Japan Award は,CGの分野において世界的に活躍された日本人を対象にして,毎年1から2名を,その業績を称えるために制定されたものであり,Art and Science Award は日本の芸術科学に関する学術,技術,または関連事業に対して特別の功労があり,その功績が顕著である方を表彰するために制定されたものである.また,芸術科学会貢献賞 は,芸術科学会への貢献が顕著である方を表彰することを目的とする.なお、Art and Science Awardおよび芸術科学会貢献賞は2016年度から新設された.

これらの賞は芸術科学会の中の選考委員会において,学会員から推薦された方を対象に選考規程に基づき厳正に選定が行われている.


第16回 2017年度

CG Japan Award 受賞者
藤代 一成 慶應義塾大学 教授

藤代氏はビジュアルコンピューティングの分野において国内外合わせて,数多くの原著論文を発表し,また情報処理学会,芸術科学会,画像電子学会などの諸学会で論文賞を受賞している.また,IEEEやCG-ARTSなどの学会誌や教科書などの出版物の編集や監修,論説等にも携わっている.その他,学会の理事や評議員,会長,国際会議のプログラム委員長や実行委員長も歴任している.藤代氏はまた,東京大学,筑波大学,お茶の水女子大学,東北大学,慶應義塾大学において学生の指導に当たり,日本におけるコンピュータグラフィックス・可視化教育に大いに貢献してきた.現在もなお,既存の枠を越えたCGの新たなる可能性に挑戦し続けており,今日のCG研究の第一人者として活躍している.

Art and Science Award 受賞者
坂根 厳夫 情報科学芸術大学院大学(IAMAS) 名誉学長

坂根氏は,朝日新聞社において芸術・科学・技術の境界領域をテーマに取材・執筆,評論活動を行ない,退社後就任した慶応義塾大学ではサイエンス・アートや環境芸術論の教授として教鞭をとった.その後,IAMAS(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー,のちに情報科学芸術大学院大学)の創設に関わり,その学長として,日本におけるメディアアート創生期の指南役として活躍し,アーティストと技術者が共に研究活動,制作活動ができる拠点を提供した.特に,坂根氏自らが,その幅広い人脈を活かして呼び集めた作家や科学者をゲスト講師とするメディア文化特論は学内外に好評を博した.また多くの展覧会企画プロデュースや審査委員を歴任し,日本の芸術科学教育の先駆者として,他に並ぶ者のない存在である.

Art and Science Award 受賞者
草原 真知子 早稲田大学 教授

草原氏は,日本におけるメディアアートの研究者,キュレーターの草分けの一人であり,文化庁メディア芸術祭,SIGGRAPH,Ars Electronica,科学万博,世界デザイン博,東京都写真美術館,NTT ICCなどの展示プロデュースに関わってきた.同時に,東京工芸大学,神戸大学,早稲田大学の教員として,若き作家の育成や研究者の指導を行ってきた.また日本バーチャルリアリティ学会やCG-ARTSなどで役員を務めている.

芸術科学会貢献賞 受賞者
宮井 あゆみ 画像情報教育研究会(CG-ARTS)

宮井氏はCG-ARTS(公益財団法人画像情報教育振興協会)設立メンバーであり,現在もなお事務局長として活躍している.CG検定の生みの親,育ての親の一人であり,その他にも,教材開発や学生CGコンテストを創設するなど,日本のCG教育の発展に大いに寄与してきた.

芸術科学会貢献賞 受賞者
高橋 裕樹 電気通信大学 准教授

高橋氏は芸術科学会創設当初の事務局の実務担当者として,その後もNICOGRAPHやDiVA展などの芸術科学会主催のイベントの実行委員として,長らく芸術科学会に貢献してきた.

第15回 2016年度

CG Japan Award 受賞者
鳥脇 純一郎 名古屋大学名誉教授

鳥脇氏は医用画像処理研究における数少ない先駆者の一人であり,当時創生期にあった濃淡画像処理技術をいち早く医用画像に応用し,臓器認識や病変検出に関する数多くの画期的な研究成果を挙げた.CTが登場してからは,3次元可視化技術の重要性を強く意識し,3次元画像認識とリアルタイムCGを併用した世界で初めての仮想化内視鏡システムを開発した.これによって,仮想化人体に対するナビゲーション診断という新しい診断方式が確立したばかりでなく,個別人体に対する外科手術シミュレーションの研究開発にも大きな影響を与えた.

Art and Science Award 受賞者
原島 博 東京大学特任教授

原島氏は情報理論を出発点とし,常に先進的な視点から新しいパラダイムを創造し続けてきた.研究面では,早い時期からCGとCVの融合を予知し,知的通信理論を提唱してきた.またIBRの基礎というべき光線空間理論を提唱し,VRや裸眼立体視への応用も早くから進めてきた.学術コミュニティ構築の面では,文系・理系の枠を取り去る先進的なヒューマンコミュニケーショングループを設立し,さらには科学と文化・芸術を融合したアートアンドサイエンスという学問体系を提唱し,それに基づく情報学環の設立に貢献した.一方で,顔という共通基盤のもとに,医学,歯学,化粧,心理,理工学など,分野間の境界を取り去ることに成功した顔学会の設立と活性化にも貢献した.原島氏は以上のような芸術科学会の模範ともいうべき数々の功績を残し,CG,CV,VR,AR, 画像処理,信号処理,芸術等幅広い分野において,多数の人材を輩出し,新しい学問領域の発展に寄与してきた.

芸術科学会貢献賞 受賞者
白井暁彦 神奈川工科大学准教授
辻合秀一 富山大学准教授
永江孝規 東京工芸大学教授

学会誌DiVAのオンライン化後の数年間にわたり,DiVA編集長として,記事を集めるだけでなくDTP作業を担当するなど甚大な作業を担当し,学会の維持のために絶大な貢献をされたため.

第14回 2015年度

CG Japan Award 受賞者
近藤 邦雄 東京工科大学教授

近藤氏は初期の頃からのNPRをはじめ,インタラクティブモデリング,アニメーション,感性情報処理,コンテンツ制作支援,ゲームデザインなど多くの先進的なCG研究で活躍され,後進の研究活動の指針となってきた.また,長年にわたりCGの分野において多くの研究者を育成され,直接的にも間接的にも多数の人材に成長と活躍の場を提供されてきた.現在も当学会を含む多くの関連団体において中心的な役割を果たされている.芸術的感性と科学的論理性の融合領域での近藤氏の長年の活動は当学会の目指す方向性と一致するものである.

特別講演「CG研究の点・線・面,そして.」

第13回 2014年度

CG Japan Award 受賞者
千葉 則茂 岩手大学教授

千葉氏は,ビジュアルシミュレーション系CGの先駆者であり,自然物・自然現象の生成規則に則ったシミュレーションという考え方で,基盤技術から応用技術に至るまでCG研究を展開してこられた.これまでに多くの研究者を育てられ,また,間接的にも多くの研究者が彼の著書や研究に啓蒙され刺激を受けてきたと言える.千葉氏の作られた流れは現在までのCG研究者たちの重要な指針となっており,我が国のCGに関する研究,および教育における輝かしい功績を挙げられた.

CG Japan Award 受賞者
安生 健一 OLMデジタル

安生氏は,SIGGRAPHを始めとするCGの国際会議で数多く発表されており,特に "Tour Into the Picture" は斬新なアイデアで世界的な注目を集めた.現所属では,映像制作技術の研究・開発およびその実用化を推進しつつ,作品制作におけるテクニカルスーパーバイズを行っている.映像制作の現場で使える技術を精力的に開発しており,氏が手掛けた劇場で公開された映像の質の高さが,手法の有用性を証明している.さらに,著書「3DCGアニメーション」は,CG技術の参考書として評判も高く,良書として広く活用されている.安生氏は,研究フィールドと実務フィールドの両面で世界のCG研究の最前線で活躍している.

第12回 2013年度

CG Japan Award 受賞者
西原 清一 筑波大学名誉教授

西原氏は,草創期からコンピュータアニメーションの研究をなされ,CG分野の研究業績のみならず,多くのCG従事者の人材育成や学会に献身的な貢献をされ た.研究業績はCG応用分野のみならず,図形処理の分野など幅広く,マルチメディア関連の著書の執筆,および,辞典,ハンドブックの分担執筆や編集委員も 多数された.また,CG-ARTS協会の検定試験の創設や実施に従事され,特に,マルチメディア検定では,委員長を務め,カリキュラムの策定やテキストの 監修を行うなど,CG関係の人材育成への多大なる貢献をされた.さらには,第2代芸術科学会会長として芸術科学の発展や振興に寄与され,現在も芸術科学会 の監事として芸術科学のさらなる発展に尽力されている.

第11回 2012年度

CG Japan Award 受賞者
中嶋 正之 ゴットランド大学教授

中嶋氏は,コンピュータグラフィックスおよび画像処理の分野における日本を代表する研究者の一人であり,長年にわたり第一線で活躍され,多数の研究成果を あげられるとともに,多くの人材を学界・産業界に送り出してこられた.また,1985年以来NICOGRAPHの運営にご尽力されるとともに,2000年 には本学会を設立され,初代会長として数々の活動の立ち上げを陣頭指揮された.さらには,画像関連の国際会議であるIWAITの中核として世界的に活躍さ れ,日本と海外との研究交流にも精励された.

第10回 2011年度

CG Japan Award 受賞者
大村 皓一 宝塚造形芸術大学教授

大村氏は,日本のCGレベルを世界に見せしめたCG草創期の第一人者である.大村氏が大阪大学に所属していた時代に,メタボール理論を実用化して,CGの 滑らかな形状を実現し,美しいレイトレーシング法でレンダリングを実現した.当時レイトレーシング法による3次元CGは描画が遅いのが欠点であった.それ を高速に描くために,複数のCPUを並列計算をさせた専用コンピュータリンクスの開発に貢献した.,当時,堅い大阪大学を開放し,CGエンジニアだけでな く,美しいCGを作るCGアーティストの必要性を察し,河口洋一郎をはじめ,福本隆司や,木村卓など,たくさんのCGアーティストの育成に貢献し,若者に CG制作への夢を与えた功績は大きい.後に,リンクスを使ってCGを作成する会社として(株)トーヨーリンクスという会社を作り,「ゴルゴ13」やNHK スペシャル「人体」などのCG映像制作を行った.CGの技術への貢献だけでなく,本人の天衣無縫な人柄と才能は,CG制作者の育成,社会への貢献など,功 績はとても幅広い.

第9回 2010年度

CG Japan Award 受賞者
大野 義夫 慶應義塾大学教授

大野氏は,CGの分野における日本の先駆者の一人であり,長年に渡ってCGの先端的な研究の推進と,学生の指導に携わり,多くの研究成果をあげている. またCG-ARTS協会の検定においては,先導的な役割を果たし,日本における大いなるCG教育の発展に寄与した. また大野氏はCG映像処理のみならず,文字処理の分野のおいても日本の代表的なリーダーとして活躍している.

第8回 2009年度

CG Japan Award 受賞者
河口 洋一郎 東京大学教授

河口氏は,1970年代よりCGによる画像および映像作品を制作し,‘CGアーティスト’という言葉を確立させた功労者である.本分野ではもっとも国際的 に知名度の高い日本人研究者・アーティストの一人であり,初期の「グロースモデル」から最近の「ジェモーション」に至る積極的な活動に対して,第100回 ベネチアビエンナーレ日本代表芸術家など各種の国際的な賞が与えられている.現在は,東京大学大学院情報学環教授として教育・啓蒙の活動を行っており,芸 術科学の発展と振興への功績は顕著なものがある.

第7回 2008年度

CG Japan Award 受賞者
戸川 隼人 元尚美学園大学教授

戸川氏は,コンピュータ一筋に50年もの長い間活躍され,多くのCG関連の業績,学会活動,教育活動に貢献された.また100冊以上の専門書を執筆された. 詳しい業績はココを参照して欲しい.

第6回 2007年度

CG Japan Award 受賞者
金子 満 東京工科大学教授

金子氏は,長年に渡り,アニメーションのためのCG技術とアニメーションシステムの開発,およびアニメーション制作に多大な貢献をしており,国内ばかりで なく世界のアニメーション研究をリードしてきた第1人者である.またCG教育にも多大な業績を有しており,CG-ARTS協会の設立に貢献し,CG教育お よびCG検定試験の普及に大きな功績を残した.

CG Japan Award 受賞者
山口 富士夫 早稲田大学名誉教授

山口氏は,日本におけるCGの黎明期において,多くの先駆的なCGならびにCADに関する教科書を執筆され,現在,日本で活躍しているCGならびにCAD の分野の教授や研究者が勉学し,大いに刺激,啓蒙されたことは高く評価され,CGならびにCADに関する特に教育面で輝かしい功績を残している.

第5回 2006年度

CG Japan Award 受賞者
西田 友是 東京大学教授

西田氏は,長年に渡り,国内ばかりでなく世界のCG研究をリードしてきた.その業績は,SIGGRAPHの論文採録12件,およびCG界のノーベル賞とい われるCoonsアワードを2005年に受賞したことが証明する.また,教育にも熱心であり,WEBベースの電子教材などを開発している.

第4回 2005年度

CG Japan Award 受賞者(学会)
安居院 猛 東工大名誉教授

日本のCG研究・教育の黎明期から現在までの人材育成への多大なる貢献.現在,CGの分野で活躍する多くの人材を育成したことは高く評価される.過 去,20年以上にわたり,発表した論文数は膨大な数になり,また関連著書も多数あり,日本におけるCG研究の第一人者とも言える.

CG Japan Award 受賞者(産業界)
滝川 精一 CG-ARTS協会元理事長

CG-ARTS協会の理事長として,CGの人材育成に多大な貢献.長年にわたるCG試験により,教育から産業分野までの広い分野での人材育成に貢献した功績は,推し量ることができないほどである.

第3回 2004年度

CG Japan Award 受賞者(学会)
穂坂 衛 東大名誉教授

長年,CG/CADの分野で活躍され,日本におけるパイオニア的な存在である.特に,日本で最初の本格的な著書である「コンピュータグラフィックス」を出 版され,CG/CADの分野における日本の発展に寄与した.また情報処理学会において日本で初の本格的なCGとCADに関する研究会である「グラフィクス とCAD」研究会を発足させ,研究進展に寄与した.

CG Japan Award 受賞者(産業界)
小出 鐸男 NICOGRAPH元専務理事

NICOGRAPH(日本コンピュータグラッフィクス協会)の専務理事として長年,日本におけるCG産業界の発展に寄与された.また,今年で,20年目を迎えた,NICOGRAPH論文コンテストを推進され,CG研究の発展にも多大に寄与された.

第2回 2003年度

CG Japan Award 受賞者
中前 栄八郎 広島大学名誉教授

SIGGRAPHを始めてとして多くの国際会議に論文を発表する.特にレディオシティ法等光のシミュレーションでは世界的な多くの業績を残す.

第1回 2002年度

CG Japan Award 受賞者
國井 利泰 東大名誉教授(現:金沢工大教授)

日本におけるCG研究のリーダーとして長年活躍.特にCGI,等多くの国際会議を主催し,CG研究の発展に寄与.

※受賞者の所属は受賞当時のもの


芸術科学会表彰選定委員会

(28年度以前:CG Japan Award 選考委員会)

平成28年度

選考委員長
高橋裕樹(電気通信大学)
選考委員
鶴野玲治(九州大学)
菊池司(東京工科大学)
春口巌(尚美学園大学)

平成26, 27年度

選考委員長
鶴野玲治(九州大学)
選考委員
高橋裕樹(電気通信大学)
春口巌(尚美学園大学)

平成24, 25年度

選考委員長
高橋 裕樹(電気通信大学)
選考委員
菊池 司(拓殖大学)
鶴野 玲治(九州大学)
宮井 あゆみ(CG-ARTS)

平成22, 23年度

選考委員長
土佐尚子(京都大学)
選考委員
宮田 一乘(北陸先端科学技術大学院大学)
藤本 忠博(岩手大学)

平成20, 21年度

選考委員長
近藤邦雄(東京工科大学)
選考委員
宮田 一乘(北陸先端科学技術大学院大学)
藤本 忠博(岩手大学)

平成15, 16年度

選考委員長
宮田 一乘(北陸先端科学技術大学院大学)
選考委員
千葉 則茂(岩手大学)
宮崎 慎也(中京大学)
林 正樹(NHK)

平成14年度

選考委員長
大野 義夫(慶應義塾大学)