NICOGRAPH 2017

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開催日時・場所

論文・作品募集


論文募集(Journal track)


論文募集(Conference track)


作品募集(Exhibition track)

重要な日程

  • Journal track
    7月4日 7月15日   投稿期限 (投稿受付終了しました)
    8月16日 8月20日   論文採否通知(この時点で不採録となった論文は Conference track への査読が適用されます)
    9月16日   再提出投稿期限(条件付採録論文のみ)
    10月6日   再提出論文採否通知
    10月11日   カメラレディ原稿提出期限
  • Conference track(フルペーパー、ショートペーパー)
    8月4日   申し込み期限(タイトルとアブストラクト)(申し込み受付終了しました)
    8月11日   査読用 8 ページ(フルペーパー)または 4 ページ(ショートペーパー)原稿提出期限 (投稿受付終了しました)
    9月8日   論文採否通知
    10月6日   カメラレディ原稿提出期限
  • Conference track(ポスター発表)
    9月1日   ポスター査読用 2 ページ原稿提出期限(申し込み受付終了しました)
    9月8日   論文採否通知
    10月6日   カメラレディ原稿提出期限
  • Exhibition Track
    9月1日   申し込み期限(300字程度の展示紹介)(申し込み受付終了しました)
    9月22日   展示採否通知
    10月13日   展示紹介用原稿提出期限
  • 開催日
    11月10, 11, 12日

プログラム

特別講演

藪 敏裕 氏 (岩手大学教育学部 教授、 岩手大学平泉文化教育センター センター長)
東アジア庭園史における平泉庭園遺構群の意義
 
  • 平泉の庭園遺構群は、奥州藤原氏滅亡後の鎌倉・京都を中心とする文化的政治的中心から隔絶・忘却された結果、12世紀の状態が真空パックされた状態として残り、世界史的に見ても当時の仏国土(浄土)の理想郷を今日に伝える唯一の事例と評価されている。そのため、平泉を調査研究することは、いくつかの例外を除き未発掘のままである中国の漢代から唐代の庭園の実態解明、また変容してしまった京都等の平安期の庭園の実態解明など、東アジアにおける庭園遺構の空間構成を学術的に解明する上で独創的な観点を提供しうる絶好の素材である。今回は、この平泉の庭園遺構を中心に、中国等における苑池庭園と日本の古代庭園の変遷を比較・検討しつつ、平泉庭園遺構群の東アジアにおける意義について考える。

中嶋 正之 氏 (ウプサラ大学教養学部ゲームデザイン学科 教授 )
最先端映像の祭典、2017年アスタナ万博報告
 
  • 2017年6月10日から9月10日までの3ケ月間にわたってカザフスタン共和国(以下カザフスタンと略す)の新首都であるアスタナ市において「Future Energy:未来のエネルギー」をテーマとしてアスタナ博 :EXPO2017 ASTANAが開催されている。しかし中央アジアのカザフスタンという日本では余り馴染みのない国での開催のためか、日本ではあまり話題になっていない。ご存知のように、近年の万博においては、実物の展示物を中心としたパビリオンは人気がないが、大型映像、数10画面にも及ぶ超マルチ映像(サークルビジョン等)、3D立体映像、3D+マルチメディア、VR/MR,シミュレーションライド等は、本万博でも人気のイベントとなっていた。また、本万博では、地球規模の持続可能なエネルギーの開発を可能にし、未来の世代に平和と繁栄をもたらす[未来のエネルギー]の新たなモデルを創造することを目的として、各パビリオンは具体的な未来エネルギーへの対応についての展示を主に映像を用いて説得力ある展示を行っていた。本講演では、実際に全てのパビリオンをチェックし、多くの映像を撮影してきたので、それらを上映しながら、各パビリオンで行われていた興味ある映像展示を具体的に紹介する。

記念講演

CG Japan Award
藤代 一成 氏
閑話不休
 
  • 同じ分野に30余年も関わっていれば,ひとつやふたつは話のネタになりそうなことにも出会すものである.本講演では,主として若手の研究者や学生さんに向けて,自身の研究に繋がったエピソードを三例ほど紹介してみたい.「いつかは使ってやろう!」(1995年),「眺めることのススメ」(2005年),「素材は日常至るところに」(2015年).

Art and Science Award
草原 真知子 氏
メディアアートはどこから来たか、どこに行くのか
 
  • メディアアートという概念は1985年頃から浮上してさまざまな分野を巻き込みながら1990年代に急速に浸透した。一方では、ヨーロッパで一般化しているニューメディアアートという呼び方や、日本独自のカテゴリーであるメディア芸術なども含めて、メディアアートの定義は常に曖昧さを抱えたまま多様なプラクティスを通じて拡大し、社会に浸透した結果、その存在自体が希薄になり、曲がり角に来ているという見方もある。
    「コンピュータアート」の時代からメディアアートへと移行する中で多くのアーティストや研究者と関わり、アートとサイエンスとテクノロジーが文化、社会、思想と交差する過程を見てきた立場から、ここではメディアアートとは何か、その発展にCGを始めとするどのような分野が関わったのか、メディアアートが担っている役割とは何なのか、それはこれからどう変化するのか、具体的な事例を紹介しつつ共に考えたい。

プログラム概要

  • 2017年11月10日(金)
        ■ アイーナ・いわて県民情報交流センター 803 号室
    9:30   開場
    10:00〜10:10   開会式
    10:10~11:50   口頭発表「モデリング」セッション
    11:50~13:30   昼食休憩
    13:30~14:00   ポスター Fast Forward
    16:00~17:00   特別講演1 ウプサラ大・中嶋先生

        ■ アイーナ・いわて県民情報交流センター 812 号室
    10:10~11:50   Exhibition
    11:50~13:30   昼食休憩
    13:30~16:00   Exhibition & ポスター展示
    16:00~17:00   Exhibition 撤収

        ■ ステラモンテ
    18:00~   交流会

    2017年11月11日(土)
        ■ アイーナ・いわて県民情報交流センター 803 号室
    9:30~10:30   総会・表彰式
    10:45~12:15   記念講演
    12:15~13:30   昼食休憩
    13:30~14:30   特別講演2 岩手大・藪先生
    14:30~16:25   口頭発表「創作支援」セッション

        ■ アイーナ・いわて県民情報交流センター 812 号室
    14:30~15:25   口頭発表「シミュレーション」セッション
    15:40~16:35   口頭発表「VR/AR」セッション

    2017年11月12日(日)
        ■ アイーナ・いわて県民情報交流センター 803 号室
    9:30~10:35   口頭発表「インタラクション」セッション
    11:30~12:00   表彰式 (論文賞、ポスター賞)、閉会式

        ■ アイーナ・いわて県民情報交流センター 812 号室
    9:30~10:35   口頭発表「感性」セッション
    10:50〜11:25 10:45~11:20 時間が変更になりました。   口頭発表「画像処理」セッション

口頭発表セッション

※発表と質疑の時間を含め、Journal Track (J) は 25 分、  Conference Track Full Paper (C) は 20 分、  Conference Track Short Paper (S) は 15 分です。

2017年11月10日(金)

  • ■ 「モデリング」@803 号室 (10:10~11:50) (座長: 宮崎 慎也 (中京大学))
    (C-1)Analysis and Visualization Instruction by Flake Knapping Sequence for Chipped Stone Tools
    Xi Yang, Katsutsugu Matsuyama, Kouichi Konno, Fumito Chiba, and Shin Yokoyama
    (C-2)Feature Line Extraction of Stone Tool Based on Mahalanobis Distance Metric
    Erdenebayar Shurentsetseg, Katsutsugu Matsuyama, and Kouichi Konno
    (C-3)糸の微細構造を考慮した細かな毛羽立ちをもつパイル織物の生成手法
    Yasunari Ikeda, Yutaro Togo, and Issei Fujishiro
    (C-4)A Segmentation Algorithm for Decoration on Arm Part of Mongolian Buddha Statue Based on Medial Axis
    Amartuvshin Renchin-Ochir, Katsutsugu Matsuyama, Enkhbayar Altantsetseg, and Kouichi Konno
    (C-5)領域拡張法に基づく石器剥離面の自動抽出に関する検討
    Akira Sasaki, Katsutsugu Matsuyama and Kouichi Konno

2017年11月11日(土)

  • ■ 「創作支援」@803 号室 (14:30~16:25) (座長: 森 博志 (宇都宮大学))
    (J-1)ビジュアルコミュニケーションを活性化するためのエモーティコンのデザイン要素抽出
    蛭間和也, 藤堂英樹, 加納 徹, 榎本美香, 菊池 司
    (J-2)Swellart:制約付き膨張によるスケッチベースのデフォルメデザイン
    湯浅海貴, 中山雅紀, 藤代一成
    (J-3)ゼンタングルのモデル化とシミュレーション
    堀友香, 山田雅之, 中貴俊, 宮崎慎也
    (C-6)対話的描画のためのフェルト筆シミュレータの構築
    村治能博, 張英夏, 向井信彦
    (C-7)物語制作における伏線配置支援システムの開発
    橋都純, 兼松祥央, 三上浩司, 近藤邦雄
    ■ 「シミュレーション」@812 号室 (14:30~15:25) (座長: 床井 浩平 (和歌山大学))
    (S-1)空力音響シミュレーションと大規模可視化システムを用いた摩擦音発音の可視化
    吉永司, 野崎一徳, 安福健祐, 木戸善之, 下條真司, 和田成生
    (C-8)粒子法のための均一グリッドを用いた近傍粒子探索における粒子クエリの効率化
    竹下大樹
    (C-9)きのこのCG表現のための3次元形状モデルと生長アルゴリズム
    Ryota Sugawara and Tadahiro Fujimoto
    ■ 「VR/AR」@812 号室 (15:40~16:35) (座長: 大西 克彦 (大阪電気通信大学))
    (C-10)複数のRGB-Dカメラを用いた視点依存プリレンダリングによる効率的な自由視点映像生成法
    Yusuke Sasaki and Tadahiro Fujimoto
    (C-11)光源環境を反映したリアルタイム映像合成
    早川玲央, 床井浩平
    (S-2)入院患児のためのARを用いたストレス・コーピングコンテンツの提案
    浦野三貴, 瀧本理央, 住吉智子, 岡崎章, 菊池司

2017年11月12日(日)

  • ■ 「インタラクション」@803 号室 (9:30~10:35) (座長: 阪口 紗季 (東京大学))
    (J-4)影ユーザーインタフェース : 影をインタフェースとした実体とのインタラクション手法の提案
    菊池康太, 尼岡利崇
    (S-3)調和的コミュニケーション実現に向けたインタラクティブインターフェイスの検討
    Tsukushi Inagami, Akira Sasaki, Katsutsugu Matsuyama, Kenta Motomura, and Kouichi Konno
    (J-5)Botanical Puppet: 電気刺激によるオジギソウの制御
    栗原渉, 中野亜希人, 串山久美子, 羽田久一
    ■ 「感性」@812 号室 (9:30~10:35) (座長: 辻合 秀一 (富山大学))
    (J-6)擬似的な呼吸提示を用いた不特定な人物との身体接触による恐怖や不安への影響
    谷中俊介, 服部元史, 小坂崇之
    (S-4)「わっ!とカラー」色の変化を用いた論理的思考力を向上させる知育玩具の提案
    白戸健太, 尼岡利祟
    (J-7)対話型遺伝的アルゴリズムを用いた多人数参加型印象評価システムおよび印象評価集計結果の可視化システム
    五味恵理華, 斉藤優理, 伊藤貴之, 萩田真理子, 高塚正浩
    ■ 「画像処理」@812 号室 (10:50~11:25) (座長: 明石 卓也 (岩手大学))
    (C-12)横顔検出器構築のための教師画像生成手法
    髙木孝悦, 張英夏, 向井信彦
    (S-5)画像特徴量の相関ルールにもとづく絵画画像探索インタフェース
    Ayaka Kaneko and Takayuki Itoh

ポスターセッション

  • 13:30~14:00 ポスター Fast Forward
    14:00~16:00 ポスター展示
    (P-1)雲の変形を考慮した彩雲のシミュレーション
    斉藤寛之, 村岡一信
    (P-2)異なるシーンを融合して仮想世界パノラマ画像を生成するイメージモンタージュ法
    Mizuki Tachibana, Naoki Konno, and Tadahiro Fujimoto
    (P-3)着物の最適な仕立て上がりのための反物裁断パターンの自動生成
    森博志, 石川智治, 佐々木和也, 阿山みよし, 外山史, 東海林健二
    (P-4)キャラクターを用いた小学生向け学習支援システムの提案と評価
    Jianfei Huang, Ikuko Tsubaki, and Kazuo Sasaki
    (P-5)ARを用いたソーシャルインフォグラフィックスの提案
    王厦, 佐々木和郎
    (P-6)Controllable Bubbles -気泡の上昇運動を制御可能としたプロシージャルアニメーション-
    Takayoshi Mori and Tsukasa Kikuchi
    (P-7)Analysis of three types of coin falling sounds using machine learning
    Wataru Yokota and Yasunari Obuchi
    (P-8)VR Web閲覧アプリケーションとそのハンドジェスチャーUIの開発
    山田恭佑, 山田雅之, 中貴俊, 宮崎慎也
    (P-9)ベクタ画像で描画された似顔絵の画風変換の一手法
    Akiko Komatsu, Kengo Watanabe, and Takayuki Itoh
    (P-10)鍼治療のためのフォースフィードバック装置を用いたトレーニングシステム
    Zhiyi Gao, Meguru Yamashita, Akio Doi, and Hajime Ogawa
    (P-11)魚の視覚的特徴を入力とするデジタル魚図鑑の開発
    Kazuo Akao, Yuki Maeda, Takatoshi Naka, Kumiko Iwazaki, Masashi Yamada, and Shinya Miyazaki
    (P-12)リズムアクションゲームにおけるキー音の音響的特徴分析
    福永大輝, 大淵康成
    (P-13)「〇〇文庫」: 本棚の写真及びインタビューを通した Web メディア上におけるパーソナリティ表現手法のデザイン
    Shun Arima
    (P-14)協調作曲システムにおけるアノテーション機能の拡張
    Meguru Yamashita, Kiwamu Sato, and Hiroshi Nunokawa
    (P-15)ハイトフィールドとボクセルデータを併用した地形の侵食シミュレーションに関する研究
    伊藤智也, 木村泰嗣, 菊池司
    (P-16)小型無線マイコンを用いた投擲インタフェース試作
    坂本和哉, 細川靖, 佐藤健
    (P-17)多層ニューラルネットを用いたいけばなの評価に関する研究
    Ayano Miyazaki, Hiroko Ota, Masashi Yamada, and Kumiko Iwazaki
    (P-18)性格を考慮した群衆の交差シミュレーション
    Makoto Ida and Koji Mikami

Exhibition

  • 10:10~16:00 Exhibition (11:50~13:30 は昼食休憩)
    16:00~17:00 Exhibition 撤収
    (E-1)擬似的なトレーナーを用いた運動支援に関する研究
    Ryunosuke Koyama, Masaki Abe, Taichi Watanabe, and Koji Mikami
    (E-2)物理ボタンを必要としない仮名文字入力の提案
    Hiroki Yamazaki, Masaki Abe, Taichi Watanabe, and Koji Mikami
    (E-3)鍼トレーニングシステム:Acupuncture Trainer
    Zhiyi Gao, Meguru Yamashita, Akio Doi, and Hajime Ogawa
    (E-4)"Animal Trial"
    近藤桃子, 水野慎士
    (E-5)北限の海女仮想体験学習システム「海女via-WHB」
    坂本和哉, 大坂侑平, 細川靖, 平舘侑樹
    (E-6)タブレット端末と筆型デバイスを用いた仮想書道支援システム「筆veat WL」
    外里有蘭, 小清水麻衣, 古川詩帆, 細川靖
    (E-7)Interactive Music Balancer with Body Motion:身体動作に基づく演奏表現コンテンツ
    寺本和晃, 大西克彦, 山路敦司
    (E-8)消し去り隊
    中村昇, 張逸, 劉陽, 及川碧瑠, 小岩真佳

参加登録

  • 参加費は以下の通りとなっております。
  • 芸術科学会会員(一般)   13,000円
    芸術科学会学生会員及びアート&テクノロジー東北受賞作品出展者   4,000円
    非会員(一般)   18,000円
    非会員(学生)   8,000円
  • ただし、Art and Science Award受賞記念講演は無料。

  • 振込先
  • 銀行名 ジャパンネット銀行
    支店名 すずめ支店
    店番号 002
    預金種目  普通預金
    口座番号 6996886

  • 口座名義人
  • フリガナ  シャ)ゲイジュツカガクカイニコグラフ
    漢字氏名  一般社団法人芸術科学会NICOGRAPH
    参加登録と参加費の振込みは 10月31日(火) までにお願いします。

更新履歴

    2017年1月19日   NICOGRAPH 2017 サイト公開
    2017年7月15日   Journal Track の投稿受付を終了
    2017年8月4日   Conference Track(フルペーパー、ショートペーパー)申し込み受付を終了
    2017年9月1日   Conference Track(ポスター発表)とExhibition Track の申し込み受付を終了
    2017年10月6日   プログラムを公開