芸術科学会論文誌 投稿用カバーシート ■ 論文種類(以下のうちから一つ選択) ・原著論文 フルペーパー ■ 論文分野(1)~3)のうちから一つ選択) 2) 科学系分野 ■ カテゴリ(1個以上選択) a-1) CG技術(モデリング) ■ 該当特集(以下のうちから一つ選択) ・特集名「NICOGRAPH 2022」 ■ 論文題名(和文、英文) 石器データベースとRGB-D カメラを用いた石器計測点群のマッチングによる 石器識別手法 ■ 著者名(和文、英文) 澤田佳紀 1)(非会員) 木下勉 2)(正会員) Amartuvshin Renchin-Ochir 3)(非会員) 千葉史 4)(非会員) 今野晃市 5)(正会員) --- Yoshiki Sawada 1) (Non-member) Tsutomu Kinoshita 2) (Member) Amartubshin Renchin-Ochir 3) (Non-member) Fumito Chiba 4) (Non-member) Kouichi Konno 5) (Member) ■ 著者所属(和文、英文) 1) (株)ビッツ  BITS Co., Ltd. 2) 東北学院大学 Tohoku Gakuin University 3) モンゴル国立大学 National University of Mongolia 4) (株)ラング LANG Co., Ltd. 5) 岩手大学 Iwate University ■ 著者e-mail konno@cis.iwate-u.ac.jp ■ 連絡担当者の氏名、住所、所属、電話、Fax、e-mail 今野 晃市, 〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5, 岩手大学理工学部, 019-621-6476, konno@cis.iwate-u.ac.jp ■ 論文概要(和文400字程度、英文100ワード程度)  遺跡から発掘された石器は,洗浄,採番,母岩分類の後,組み立てを行い, それぞれの石器に識別番号が与えられ,その製法や用法を知るために調査さ れる.しかし,調査の過程で識別情報が失われてしまう可能性があるため, 実物の石器から識別番号を自動で提示するシステムが求められている.本稿 では,石器の識別自動化のため,RGB-D カメラで計測した実物の石器を識別 する手法を提案する.本手法では,RGB-D カメラを用いて石器の表面の点群 を計測し,計測した点群と事前にスキャンしておいた石器の点群を2D と3D の手法を組み合わせたアルゴリズムによって比較することで石器の番号を識 別する.具体的には,処理速度の早い輪郭を用いたマッチング手法とICP ア ルゴリズムを組み合わせることで,点群のみを用いた手法よりも速い処理速 度と,輪郭のみを用いた手法よりも高い識別精度を実現する.24 個の石器か ら構築された82 個の石器点群データをデータベース化し,いくつかの石器に 対して本手法を適用した結果,良好な結果が得られた. ■ キーワード(和文5個程度、英文5個程度) 3D点群,石器データベース,RGB-Dカメラ,ICPアルゴリズム,石器識別