■ 論文種類（以下のうちから一つ選択） ・原著論文 フルペーパー (A4版3ページ以上) ■ 論文分野（以下のうちから一つ選択 ・融合分野 ■ 該当特集（以下のうちから一つ選択） ・特集名「ノンフォトリアリスティック・レンダリング特集」 ■ 論文題名(和文、英文) LIC法を利用した鉛筆画の自動生成 Automatic Generation of Pencil Drawings Using Line Integral Convolution ■ 著者名(和文、英文) 茅　暁陽　（Xiaoyang Mao) 長坂　好恭　（Yoshiyasu Nagasaka) 山本 茂文　（Shigefumi Yamamoto) 今宮　淳美　(Atsumi Imamiya) ■ 著者所属(和文、英文) 山梨大学工学部コンピュータメディア工学科 Department of Computer and Media Engineering, Yamanashi University ■ 著者e-mail {mao,nagasaka,daisy,imamiya}@hci.media.yamanashi.ac.jp ■ 連絡担当者の氏名、住所、所属、電話、Fax、e-mail 茅　暁陽 〒400−0016 山梨県甲府市武田4-3-11 山梨大学工学部コンピュータメディア工学科 Tel&Fax 055-220-8652 emai 　mao@hci.media.yamanashi.ac.jp ■ 論文概要(和文400字程度、英文100ワード程度) 本論文では流れ場の可視化手法として近年注目を浴びているLIC（Line Integral Convolution）法を利用し、2次元画像を自動的に鉛筆画に変換する手法を提案する。 LIC法ではホワイトノイズを流線上に定義されているローパスフィルタと畳み込み 処理を行うため、出力画像には、明るさにばらつきをもった線状の軌跡が見える。 このような軌跡で鉛筆のストロークを近似し、入力画像のトンにマッチしたワイト ノイズとストロークの方向を表すベクトル場にLIC法を適用することで鉛筆画を生 成する。従来のCGによる鉛筆画の表現法は、一本一本のストロークをポリラインと いう幾何学的プリミッティブを用いて表現するため、複雑なデータ構造を必要とほ かに、トンのマッチングや、クリッピング処理などに多くの時間を要する。それに 比べて、提案する手法は、簡単フィルタリング処理を施すだけで、入力画像にマッ チしたトンをもった鉛筆画を生成することができる。また、入力画像のテクスチャ をより自然に表すためのトローク方向決定法もあわせて提案する。 In this paper, we propose a new technique for automatically generating pencil drawing from 2D imagesusing line integral convolution. Our idea is inspired by the similarity between the stroke textures of pencil drawings and the flow textures generated with line integral convolution. We succeeded in creating pencil drawings with their tone matching that of the original images simply by taking the vector field defining stroke directions and the white noise images generated by referring to the intensity of the original images as the input to the line integral convolution algorithm. By employing the texture analysis techniques, we also succeeded in automatically orienting strokes in the directions that convey the textures of objects appropriately. ■ キーワード(和文5個程度、英文5個程度) ノンフォトリアリスティック・レンダリング，絵画風画生成，鉛筆画，LIC法 non-photo-realistic rendering, pencil drawing, artisitic media, line integral convolution